アラフィフおやじ、無職になる。

20年従事した仕事を辞め、野に放たれたアラフィフおやじの日々徒然。

アラフィフおやじ、緊急入院する。

日付は遡って11/20。
朝いつものように出勤し、駐車場から事務所へと向かう道すがら違和感を感じる。
なぜか息が詰まる。呼吸がしづらい。
その時はすぐにその違和感はなくなったが、午後にも一度同様の違和感を感じる。

11/21 深夜1:00頃。
胸の中心の違和感が原因で目が覚める。
呼吸がしづらく、大きく息を吸おうとするとチクチクと胸が痛む。
テーブルにあった飲み物を飲み、その内治まるだろうと横になるが治まる気配がない。
そして、突然の吐き気にトイレ駆け込み嘔吐。
再びベッドに戻るも胸の違和感は増し、呼吸もどんどんしづらくなる。
またしても吐き気がこみ上げ嘔吐。
時間は2:20。この時点で胸の痛みがひどく立ち上がれなくなる。

さすがにこれはマズいと感じ、寝ていた妻を起こし119番通報。
近くの総合病院の救命救急に緊急搬送される。


病名は急性心筋梗塞
心臓の左冠状動脈の7番が血腫により詰まったとのことで、緊急でカテーテル手術を行う。

嘘のように痛みが取れ、付き添ってきた妻や娘とも普通に話をしていたのだが、数時間後再び胸に違和感。
午後になり着替えを取りに戻った妻が再び顔を出した頃またしても激痛に襲われる。
そのままもう一度緊急カテーテル手術。
最初に処置を施した箇所がまたしても詰まっていたためそこから血腫を吸引。
さらに今回は足の付け根からバルーンカテーテルも挿入。
これによりようやく一晩中襲った痛みから解放される。


心筋梗塞によるリスクのひとつの指針としてダメージ値5000を超えると狭心症などとの合併症のリスクが跳ね上がるのだそうだ。
この時の私のダメージ値は4700。
バルーンカテーテルを使うというのもそうそうあることではないらしく、担当する看護士さんたちから「なかなかの重症ですよ」と言われまくりました。

今まで健康診断などでは引っかかったこともなく体型も普通。
お酒も舐める程度しか飲まず、タバコもやめて10年以上経つ。
担当の先生も「うーん・・・なんでかなぁ・・・?」というくらい直接的な原因がわからないくらいの比較的健康体だった自分に、まさかこんな病気が降ってくるなんて思いもよらなかった。


約2週間の入院期間を経てひとまず退院となったわけだが、自覚症状としては特に以前と変わらないものの、心臓が負ったダメージは想像より大きいらしく、発症前の状態に戻るのは難しいとのこと。

特に食事(塩分)に関しての制限がきびしくかかり、私の趣味のひとつであった食べ歩きを奪われることとなってしまった・・・


いやはや本当に・・・人生一寸先はわからないもんだ・・・