アラフィフおやじ、無職になる。

20年従事した仕事を辞め、野に放たれたアラフィフおやじの日々徒然。

アラフィフおやじの入院生活 ⑥

カテーテル術後、数日発熱することがあるのだそうだ。
2度目のカテーテル手術後おやじは見事に発熱し、37度と8度の間を行ったり来たり。
さらに左腕の点滴で血液をサラサラにする薬と血管を拡張する薬を注入しているため、脳の血管まで開きまくってしまいひどい頭痛にも悩まされた。

もう見るからに重病人と化した入院生活3日目の夜。
ようやく心臓のダメージ値がピークを越え、翌朝から食事が解禁されることになった。

3日間も断食したのだし、きっとおかゆとか重湯みたいなのなんだろうと思っていたら、出てきたのは意外と普通の朝ごはん。しかもご飯が多い!
おかずはしっかり塩分調整されているので味気ないものばかりではあったが、3日ぶりに口にするご飯はとてもおいしかった。

まぁ、いくらも食べられなかったけどね。

その日の午後には、右脚のバルーンカテーテルも外されることとなった。
また手術室みたいなとこに移動するのかと思いきや、ICUのベッドでそのまま抜くのだという。
局所麻酔を打ち、脚に縫い付けた部分を抜糸した後、
「はい、抜きまーす」
の声と同時に先生がカテーテルを一気に引き抜く。
お腹のあたりでニュルニュルニュルって何かが抜けてく気持ち悪い感覚。
それと同時に太ももに生温かい何かがかかる。

あ・・・これ血だわ・・・

カテーテルは動脈に入っていたのだ。
抜けば血が噴き出すのは当たり前だ。
怖くて見れない。

抜いたと同時に先生が厚めのガーゼで傷口を圧迫止血。
渾身の力で約30分。
血液が固まりづらくなってるのにこんなので止まるのか不安にもなりましたが、しっかり止まりました。

人間の再生能力ってスゴイ!と改めて感じた。

右脚がようやく自由になり、ベッドもフルフラットの状態から解放されたおかげで夜も少し眠れるようになった。

あとは・・・


早くこの尿道カテーテルが外れるのを願うだけだ!!!